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  3. 妊娠中の尿もれ対処法|尿もれ相談

現在、臨月で尿もれがひどくなっています。どんなことに気をつけたらよいですか?

現在、妊娠中で臨月です。


妊娠8カ月くらいから、歩く時にもれを感じるようになり、その時はよっぽど行きたい時だけだったのですが、臨月になってから1度散歩中に我慢できなく足を伝って以来、それからは、歩くともれるようになりました。


トイレに行きたいと感じた瞬間にもれ出し、力を入れると、逆にもっと出てしまいます。外を歩いていると10分ももたない感じです。体のだるさを感じる時に外出すると、もれ続けます。


先日は外出から帰って、夕食後に突然尿意を感じたと思った時は、トイレに間に合わず床にもらしてしまい、すごくショックでした。


1年前、性交渉後に膀胱炎になり、遊走腎と診断され、その治療中に妊娠してしまいました。初産婦です。出産は普通分娩の予定です。


出産により戻るかと思っていたら、もっとひどくなる可能性もあると知り、不安でしょうがありません。どのようなことを心がけるとよいのでしょうか? (花花・39歳)

尿もれ専用パッドの利用を。産後は骨盤底の回復につとめ、トレーニングの継続を。

妊娠中は、膀胱は恥骨(骨盤骨格の一部)と増大した子宮との間に囲い込まれます。その他の条件も重なって、臨月になると約半数の妊婦で尿がもれるようになります。


しばらくは尿もれ専用バッドを使って対処ください。また、デリケートゾーンを清潔に保つためにこまめに交換してください。


出産になるときに注意していただきたいことがあります。破水したとき、流出する羊水を尿もれと取り違え入院時期が遅れる人がいるのです。これは墜落産や上行性感染にもつながりたいへん危険です。液体のしみたパッドは、必ず臭いを嗅いで確認しましょう。


花花さんは下からのお産(経腟分娩)で産む予定とのことですね。でも、妊娠中強い尿もれのある39歳初産婦の分娩方針ということでしたら、ごく一般的には、帝王切開の方が無難かもしれません。産後の骨盤底機能について、その方が安定した結果を期待できるからです。


帝王切開でも経腟分娩でも、子宮が小さくなれば尿もれは一段落します。 出産後の骨盤底トレーニングは、骨盤底や腟、膀胱、尿道などの復古(妊娠出産後の回復過程)を促進する効果があります。産後1ヵ月までは横になって休息する時間をとりましょう。会陰すぼめの動作がうまくできる人は、気長に骨盤底トレーニングを続けましょう。


排尿の習慣について、出産から数日間は、尿意が鈍く尿を排出する能力は低下しています。


それで、膀胱の過伸展を防ぐ意味で早めに排尿するよう指導することがあります。出産から1週間ほどたってからは、ふつう膀胱過伸展の危険はありません。早めにお腹の圧力で尿を排出する必要はなくなります。


妊娠出産で調子の狂った膀胱と尿道の調子を調えることは、出産後の尿失禁を防ぐために重要な要素です。出産から1週間ほどたって排尿しづらさがないのなら、なるべく尿意を感じてからトイレへ行くよう務め、トイレでは腹圧をかけず膀胱が尿を穏やかに排出するのを見守るようにしてください。


産婦人科医・中田真木