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トイレに行きたいと思うと我慢できません。薬の副作用は心配ないでしょうか。

トイレに行きたいと思うと我慢ができません。家にいるときは2時間はもつのですが、会社にいるときは間に合わないといけないと思い、普段より回数が多くなります。座っていると行きたくないのに、立つとすぐに行きたくなったり、水をさわるとすぐ行きたくなります。


排尿量をはかると100ccもたまると尿意を感じ、限界まで我慢すると(家に限る)200ccで、標準よりかなり少ないと思います。


以前、ポラキスやバップフォーを飲んだことがありますが、はじめは調子いいのですが、薬をやめると元に戻るし、これからずっと何十年も飲んでいいのか心配で、出かけるとき以外は飲んでいません。副作用は心配ないのでしょうか? (ゆみ・39歳)

過活動膀胱の薬を長期使用しても新たな問題が出ることは普通ありません。

トイレに行きたいと思うと我慢ができず(尿意切迫感)、そのために切迫性尿失禁、頻尿が起きるのは、「過活動膀胱」の典型的な形で、膀胱という尿をためる袋が勝手にきゅっと収縮することが背景になっています。立ち上がる、冷たい水にさわるといったことが刺激になるので、会社で随分ご苦労があるようですね。


今していらっしゃるように、尿意切迫感や尿もれが起きる前にトイレに行くのもひとつの対処法ですが、早めトイレでますます膀胱が小さくならないか、仕事や外出に消極的になってしまわないか心配です。以前に抗コリン薬で症状がおさまったのなら、続けて使ってよいのではないでしょうか。


基本的には内服中の効果ですが、膀胱トレーニングの併用で休薬後も改善感があったり、冬だけの使用にする方もあります。抗コリン薬は副作用に口内乾燥(口乾)、便秘などがありますが、長期使用で新たな問題が出ることは普通ありません。ポラキスは1988年から、バップフォーは1993年から日本で発売されており、当時からずっと継続している人もいます。また、β3作動薬(2011年ベタニス、2018年ベオーバ)は口内乾燥や便秘の副作用が少なく、使いやすい薬として処方が増えています。


薬の説明は医師、薬剤師の大切な仕事です。よく尋ね、副作用への無関心、過剰な心配のどちらも避けて、快適な生活のために使いこなされたらと思います。


監修:名古屋鉄道健康保険組合名鉄病院 女性泌尿器科付部長 加藤久美子先生