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  3. 産後の膀胱炎と残尿感|尿もれ相談

妊娠中、産後の膀胱炎と残尿などで神経因性膀胱と診断されたのですが・・・。

昨年妊娠中、膀胱炎にかかり産婦人科で処方された薬を飲んでいましたが、なかなか治らないので、泌尿器科を受診しました。そこで残尿が350mlあると言われました。抗生剤を飲み、膀胱炎は治りました。


今年6月に出産しましたが、4日間の入院中おしっこが出にくくなり、導尿をしてもらっていました。残尿は500~200mlありました。退院後もおしっこが出にくいので、産婦人科の先生と相談し、泌尿器科を受診し、自己導尿をしました。


はじめの1日は残尿がありましたが、その後、カテーテルを差し込んでも尿が出てこなくなりました。それで一応直った、多分子宮の戻りが遅かったんでしょうということになりました。


しかし、なんとなく違和感があったので、もう一度、妊娠中に受診した泌尿器科へ行き、膀胱炎と診断されました。そのとき残尿は35mlで正常とのこと。


ところが、膀胱炎が治った後も残尿感が気になり、もう一度受診したところ、尿の勢いが悪く、時間もかかり、出た尿の量210mlに対して残尿が280mlとのことで神経因性膀胱なので神経内科に行くように言われました。


特にこれまで大きな怪我や病気、手術も経験ありません。これまで普通に生活してきていたのに、ここに来て脊椎などの神経に障害があることがわかるなどということがあるのでしょうか? 


今思えば、飲酒した時、立て続けにもよおしたり、入浴前にトイレに入り、尿が出なかったのに、入浴したとたん急にもよおしたり、最後まで出きった感じがしなくて、ビデで刺激して少し出したりしていたことがありました。


子どもの頃おしっこを我慢する癖があり、よくおしっこが出なくなると注意されていました。それが関係しているのでしょうか? もう一度別の泌尿器科を受診したほうが良いのでしょうか? (一児の母・32歳)

妊娠前からの膀胱・尿道の性能低下と推定されます。とりあえず自己導尿を修得しましょう。

膀胱内に尿が残る理由として、膀胱知覚が鈍い、排尿時に膀胱の縮む力が足りない、尿道がうまくゆるまない、尿道に狭い部分がある、尿道が引っ張られたり押されたりして尿が流出しにくい、などいくつかのメカニズムがあります。


残尿には、排尿時に膀胱から尿管へ尿が逆流し、それが再び膀胱の中へ流れ込む、など特殊なものもあります。


尿の排出以外に神経の病気を思わせる何かの症状があるならば、この時点で神経内科へ受診してもよいのですが、この場合は、泌尿器科の精密検査で、排尿後残尿の成り立ちを調べるのが先決でしょう。


泌尿器科では、必要ならば本人が自分で膀胱の中を空にするための『自己導尿』という解決策を伝授してくれます。


生まれつき膀胱、尿道や神経系の問題で尿の排出能力が低下している人は、けっして珍しくありません。


全体的な経過からみて、一児の母さんは、妊娠前から膀胱・尿道の性能は不十分だったものと思われます。そこへ、妊娠して膀胱平滑筋がたるんだ、膀胱炎にかかった、出産した、など、その他の誘因が契機となって排出不全状態に陥ったものです。


排出障害と膀胱炎の関係は、排出障害があって排尿後膀胱内に尿が残ると、よどんだ残尿によって膀胱炎にかかりやすくなります。一方、膀胱炎があると排尿時の膀胱と尿道の協調作用はうまくいかなくなり、残尿が増えます。


次回の妊娠出産の際にも、排出不全状態に陥るリスクがあり、今後も膀胱炎などの際に自己導尿せねばならない機会があるはずです。どうぞめげないで取り組んでください。


産婦人科医・中田真木