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  3. 子宮下垂とスポーツ|尿もれ相談

立ったりジャンプするスポーツを続けていると、子宮下垂は悪化しますか?

1年半前に腟の中に何かはさまっているような違和感があり婦人科に行ったところ、子宮下垂と診断されました。まだ手術の対象ではないので、骨盤底筋体操をして様子をみるようにと言われました。


その頃、くしゃみをした時など、たまに少し尿もれがありましたが、骨盤底筋トレーニングを続けたら、尿もれはなくなりました。今も腟に違和感は多少ありますが、ストレス解消のために週に何度かスポーツをしています。


テニスやバドミントンなど走ったりジャンプしたりするスポーツを続けていると、子宮下垂は悪化しますか? 続けていても大丈夫なのでしょうか?


また、骨盤底筋トレーニングを続けていても、いずれは年齢とともに徐々に下垂から子宮脱になってしまうのでしょうか?(ハル・50歳)

長期的な運動の制限はすすめません。下垂が進むときはスローエクササイズを。

最初の要点は「走ったりジャンプしたりのスポーツは子宮下垂を悪化させるか」ですね。確かに、弛緩下垂のある人が大病をして寝込むと、子宮は引っ込みます。しかし健康な女性の場合、長期にわたって運動を減らすのはあまりにも不自由です。それに運動不足は健康に有害です。


運動をどの程度制限したらどの程度弛緩下垂の進行が抑えられるかは全くわかっていませんが、長期的な運動の制限は、とても推奨できるものではありません。


弛緩下垂が進むとできるスポーツは限られてきますが、太極拳、ヨガ、ピラティス、スイスボール(バランスボール)などのスローエクササイズと水泳はたぶんできます。これらのエクササイズで身体をほぐすのはよいことです。


次の要点、「骨盤底筋トレーニングを続けていても弛緩下垂は進行していくか」について。答えは「yes」です。子宮下垂を数カ月から1、2年ほど骨盤底筋トレーニングで食い止めることができたとしても、長い目でみると、加齢による骨盤底の弱体化の方が骨盤底筋トレーニングよりも強い影響力があります。


また、忘れてはならないのが、一部の骨盤臓器脱は、骨盤底筋トレーニングに精出すとかえって進行が早まります。それに、妊娠出産でひどく傷ついた骨盤底の場合、骨盤底筋トレーニングで鍛えることがそもそも困難です。


骨盤底の養生訓は、骨盤底筋トレーニングだけではありません。肥満の解消、ロハスな生活様式、足腰の鍛練、その他骨盤底への負荷を減らすための種々の方策など、いろいろなことが子宮脱・膀胱瘤の進行にブレーキをかけます。


骨盤底筋トレーニングだけでなく、その他の予防防止策もチェックしておきましょう。ただし、これらの養生訓を守っても、子宮脱・膀胱瘤は加齢と並行して少しずつ進んでくる傾向があります。自分ひとりでがんばらず、受診して産婦人科医に相談にのってもらってください。


監修:社会福祉法人三井記念病院 産婦人科医長 中田真木先生