おしゃべりに夢中になって、おしっこを我慢、たまにちびってしまうことがあります。
トイレをギリギリ近くまでガマンしてしまうので、脱ぐ前にちびってしまうことがたまにあります。冬だと、廊下に出た時に寒くてブルッとなった時にも。
すぐにはトイレに行けなかったり、トイレまで歩く距離が長かった時などは、下着についてしまいます。下着についた場合も湿る程度で、すぐに乾くのでパンツの時は平気なのですが、サプリメントを飲んでいるせいかおしっこが黄色くてシミが外からもわかるため、スカートで外出する時は必ず吸水ライナーを使っています。
わかってはいるのですが、トイレに行きたいと思っても、つい友だちとのおしゃべりやメールを優先してしまい、次の休み時間までガマンしてしまいます。
それと、寝る前にはちゃんとトイレを済ませているのに、朝、目が覚めた時にはパンパンのことが多くて、起きてトイレに行かなきゃと思うのになかなか起き上がれず、5分近くもうつぶせでモジモジしながらガマンしています。
起き上がれたらすぐにトイレに駆け込みますが、起きる前にちびってしまいベッドの中でティッシュを挟むといったことも、ときどきあります。
朝起きられないことも悩みなのですが、相談はトイレをガマンしている時に背中の腰の上辺りに鈍い痛みが出ることが多くなったことです。おしっこをし終わってトイレを出る頃には痛みはなくなりますが、これってガマンのしすぎでどこか悪くなってきているのでしょうか?(レコ・21歳)
過活動膀胱の傾向があるようですが、今の状態を問題視する必要はないでしょう。
脱ぐ前にちびってしまうレコさんには、少し「過活動膀胱」の傾向があります。膀胱の勝手な収縮を背景に、尿意切迫感、切迫性尿失禁が起こる疾患ですが、たまで気にならないなら、しばらく様子を見てよいでしょう。
排尿回数は若い年代では、日中6~7回(2~3時間おき)、就寝中0~1回が普通です。これより回数が少ないなら、少し早めに行くよう心がける、症状が目立つなら医師に相談し抗コリン薬などを考える、ということでよいかと思います。中高年になると、就寝中に起きることが多くなり、朝膀胱がパンパンになるまでぐっすり眠れた若い頃を懐かしむ方がよくいます。
冬は過活動膀胱が悪化しがちなので、体を温めるようにしてください。
監修:名古屋鉄道健康保険組合名鉄病院 女性泌尿器科付部長 加藤久美子先生
この記事をご覧の方へのオススメはこちら
他のおすすめ「チャームナップ」
あなたの好みに合わせて選んでください。