10歳の娘は、周囲にわかるほどおしっこがちびっています。受診すべき?
小学生の娘のことで相談します。1年ほど前から学校から帰ってくると、おしっこが乾いて臭い状態が続いています。ものすごく臭い日もあれば、そうでもない日もあります。
量的にはちびり・・・が数回、という感じでしょうか。見た目、ズボンには染みていませんが、臭いから考えて、そのつど多少は染みていると思います。あまり言うと逆効果かと思い、それとなくちゃんとトイレに行くように言うのですが、まったく効果なし。
それでも、もう1年もひどい状態が続いているので、どうしてか聞いてみたところ、「行きたいと思った時にトイレに行けていない」ことが判明。他のことを優先してしまい、行きたいのに行かないようです。低学年ならまだしも、もう高学年になろうとしているのに・・・。しかも、朝の段階でちびっているようです。
すでにクラスの子に「臭い」とからかわれているようです。これは、そうだろうなと、私もわかっていました。もう明らかに臭いので。ですが、友だちがいないわけではありません。わかっていて仲よくしてくれる子もたくさんいます。
家で1日過ごす時や家族で外出しているときは、ほとんど失敗はなく、おねしょも一切ありません。友だちと遊びに行った時や学校限定のようです。
女の子ですし、からかわれていることも考え、とりあえず尿もれパッドをつけての登校を考えているのですが・・・。本人がきちんと自覚しないと状況は変わらないと思いますが、一度病院を受診したほうがいいのでしょうか? (けまり)
まずは友だちとトイレに行くように促すなどソフトな生活指導を。改善しない時は受診を。
子どものおもらし(昼間遺尿)、おねしょ(夜尿症)は、小学生高学年になると自然によくなることが大半です。それに反して、娘さんの場合は、9歳と大きくなってから、友だちと遊びに行った時や学校限定で昼間遺尿が始まり、お母さんが聞くと、行きたいのに行かない、他のことを優先してしまうということなのですね。
お母さんとしては気になることでしょう。「あまりに言うと逆効果か」というのは、その通り。子どもの頃、親に尿もれを厳しく叱られたのがたたって、ずっと心因性頻尿、習慣性頻尿になったという話も聞きます。
たとえば、「小学校、中学校と女子同士でトイレに行って、おしゃべりするのが楽しみだったなあ」など、お母さんの思い出話から始めて、「休み時間のはじめに、友だちと一緒にトイレに行こうよ」とソフトに生活指導してはと思います。
昼間遺尿は一種の切迫性尿失禁、過活動膀胱で、排尿のコントロールや膀胱の大きさが成熟途上であることが背景にあります。生活習慣を工夫して、それでも改善の糸口がなければ、医師に相談して抗コリン薬など試みるのはありです。
監修:名古屋鉄道健康保険組合名鉄病院 女性泌尿器科付部長 加藤久美子先生
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