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切迫性尿失禁

尿意を感じてから、トイレに行くまで間に合わずにもらしてしまうタイプの尿失禁。


尿意や刺激などに反応して膀胱が勝手に収縮してしまう、膀胱の過活動によって起こります。膀胱が過敏で不安定になり収縮してしまうのには、さまざまな原因があるといわれています。


例えば、寒さや湿気の多さ、冷え、生理の前、性交、冷たい水の使用、流れる水の音を聞いた時の刺激などがあげられます。


膀胱壁の伸展性が足りない場合、膀胱壁の平滑筋が不安定な収縮を起こす場合、そのどちらでもなく尿意を感じると我慢がきかない場合など、いろいろなケースがあります。また、しばしば頻尿を伴います。

→過活動膀胱 *尿もれ百科事典「過活動膀胱」


膀胱炎や尿管結石により一時的に膀胱が過敏になっている場合にも、切迫性尿失禁になることがあります。その他、脳出血、脳梗塞、パーキンソン病などを始めとする神経系の病気でも、切迫性尿失禁は起こります。

水分を摂りすぎている時にも、尿意を感じる時に切迫したり頻繁にもよおしたりして、見かけ上、切迫性尿失禁に似た状態になります。1日の尿量が2リットルを超えると、この現象は尿量の増大とともに次第に目立ってきます。

切迫性尿失禁の治療は、まず尿量が多すぎる場合には水分摂取を控えめにし、次の対応は、膀胱平滑筋の緊張や尿意をやわらげる薬剤を試用します。頻尿のくせがついてトイレが頻繁になっている場合、必ずしも尿もれしてはいませんが、ある程度膀胱に尿がたまるまでトイレに行かないようにする「膀胱トレーニング」も効果的です。



監修:社会福祉法人三井記念病院 産婦人科医長 中田真木先生