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骨盤底筋トレーニング

骨盤底筋トレーニングは、骨盤底筋を鍛えて収縮能をアップさせる骨盤底筋の体操で、本来は、出産した女性が後年に尿もれや骨盤臓器脱にならないようにすることを目的とする予防策に位置づけられます。


日本では現在、骨盤底筋トレーニングというと、説明のチラシやウェブサイトなどを見ながら自力で毎日行うイメージです。しかし、ヨーロッパ発祥の元祖骨盤底筋トレーニングは、理学療法士や助産師が指を腟内に挿入し、骨盤底筋を指で触れながら「締めて、締めて」と声掛けして骨盤底筋を鍛えるやり方でした。


骨盤底筋を鍛練する目標は、強く収縮できることと必要な時にタイミングよく上手に収縮できること(巧緻性)の2つです。骨盤底の理学療法の中で、骨盤底筋トレーニングは最も基本的な手法で、骨盤底の理学療法には、この他、骨盤底筋トレーニングから発展したバイオフィードバック、電気刺激療法、磁気刺激療法があります。


骨盤底筋トレーニングは、骨盤底の健康増進法として推奨される以外に、出産後の骨盤底の回復促進と、尿もれや骨盤臓器脱への治療に用いられています。出産後の骨盤底筋トレーニングは、出産後の会陰の痛みが引く頃から開始し、通常は6カ月ほど行います。


尿もれの治療に骨盤底筋トレーニングを用いる場合、効果を期待できるのは、ややもれやすいくらいの軽症の腹圧性尿失禁に限られます。骨盤臓器脱の治療に骨盤底筋トレーニングを用いる場合にも、対象となるものは骨盤臓器脱の中のごく一部に限られます。やってみようとする人は、担当医に効果を期待できるかどうか訊いてみてから始めてください。


正しく骨盤底筋を収縮させられる人の場合、骨盤底筋トレーニングは、説明のチラシやサイトなどを見ながら自力で継続することができます。手軽さと安全性のために、尿もれや骨盤臓器脱の治療に、とりあえずは骨盤底筋トレーニングを行って効果を見ようとする人がとても多いようです。


尿もれや骨盤臓器脱への対策として骨盤底筋トレーニングを始める方は、2〜3週間続けてみて動作に自信が持てない、または効果があやふやである、などの場合、担当医に相談してください。もともと骨盤底筋トレーニングを治療に用いる際の効果は、用途からも期待する効果からも、限定的です。尿もれや骨盤臓器脱が進行、重症化する段階での効果については、慎重になる必要があります。


監修:社会福祉法人三井記念病院 産婦人科医長 中田真木先生