セルフケアのための排尿日誌
自分のおしっこの記録をつけることで、いろいろなことがわかってきます。
医療機関を受診する際にも役立ちます。
排尿日誌とは
排尿日誌(排尿記録)は、膀胱や尿道の機能、飲水と排尿の習慣を明らかにするために、排尿量、排尿間隔、1日の尿量などを、本人が表に記録するもの。記録する項目や記入形式はさまざまで、最近ではスマホによるアプリなどもあります。
ここでは、シンプルな排尿日誌について説明します。
排尿日誌のつけ方
記入し始める時刻は、いつでもOK。まず、日付を記入します。
排尿のたびに、以下のことを記入します。
- 排尿した時間
- 尿意があってトイレへ行ったのかどうか(あったら○を記入)
- 尿意があって起き出したのかどうか(就寝中に起き出した場合は○を記入)
- 排尿したおしっこの量(*1)
- 前回トイレへ行ってからの尿もれ(*2)
- 排尿時の違和感(残尿感、痛みなど)
記入開始から24時間経過したら、その次の排尿までを1枚の表に記入して完了。
- *1 計量カップなどではかり、1mlの単位を四捨五入します。容器に受けにくい人のために、洋式トイレの便器と座面の間にはさんで、尿を集める容器が販売されています(商品名「ユーリパン」「ユーリンパン」など)。
- *2 パッドをあてている人は、尿もれの量を目分量でメモしましょう。
- *印刷しない場合は、同様の書式でノートなどに記入しましょう。
監修:社会福祉法人三井記念病院 産婦人科 中田真木先生