歩くだけで骨盤底筋を鍛える
骨盤ウォーキング®
骨格姿勢インストラクターの谷英子先生に、歩くだけで骨盤底筋のトレーニングができる「骨盤ウォーキング®」について教えていただきました。尿もれの予防・改善にお役立てください!
骨盤ウォーキング®とは?
骨盤を意識して歩くことで、見た目に美しく、ボディバランスを整える歩き方です。
骨盤をニュートラルポジションに据え置いて歩くことで、骨盤周辺のインナーマッスルが使われ、骨盤底筋がしまりトレーニングにもなります。
「骨盤ウォーキング®」で期待できる3つの効果
この3つの効果が尿もれ予防や改善に効くと考えられます。
- 1. RESET
:骨盤のゆがみをリセットする効果がある。(リセット) - 2. DIET
:骨盤底筋群を含むインナーマッスルを使うことになり、ダイエット効果がある。 - 3. SMART
:骨盤を意識して歩くため女性の骨盤の長さ(平均18センチ)分、足が長く見える。
骨盤ウォーキング®
腰から足を踏み出すように歩く
正しい姿勢
気をつけたい日常の所作
“ひざ歩き”に注意!
日本人の多くが「ひざ」で歩いています。(ひざから前に出る)ひざ歩きの場合、本来歩行時に使われるべき筋肉や股関節、骨盤周辺などの筋肉が十分に使われません。
重心を外側に偏らせない!
また、ふくらはぎ・太ももの外側(小指側)に偏って立つクセがある人も多く見受けられます。この重心が外に流れてしまう立ち方や歩き方は、骨盤底筋が緩む一因になると言えます。
ひざを閉じて座る!
「姿勢の緩みは骨盤底筋の緩みである」と言っても過言ではありません。きちんと股を閉じて座るなど、日常の姿勢、所作を見直し正すことが、骨盤底筋の強化につながると思います。
靴の履き分けも効果あり
自分の足に合ったものならば、中程度の高さのヒールを履くことは問題ありません。逆に、フラットシューズばかりを履いていると、足首の関節の動きが固まってしまう場合もあります。 重要なのは、日常生活の中で同じヒールばかりを履くのではなく、意識的に履き分けることです。履き分けることで様々な筋肉が使われることになります。
谷 英子(たに・えいこ)先生
ウォーキング教室「eikowalk」主宰
骨格矯正の専門クリニックにて骨格姿勢インストラクターとして勤める。 10年以上の経験を基に、体のゆがみの改善に着目した独自のウォーキングメソッド「骨盤ウォーキング®」を考案。 現在、主宰する教室でのレッスンのほか、TV・雑誌などのメディア出演、CMなどのウォーキング監修、各地にてイベント、講演、セミナー講師として幅広く活躍。